中学から高校まで英語の授業を6年間受けてきて、それでも英語が話せない人は多いと思います
「学校や塾で英語を勉強するだけではダメなの?」
と思っている人に向けて、学校教育だけで英語を習得するのが難しい理由を解説します
この記事を読めば、学校教育に加えておうち英語をオススメする理由がわかります
是非、塾やおうち英語を検討する時の参考にして下さい
学校教育の英語が難しいと感じる理由
学校教育の英語が難しいと感じる理由、それは
覚える必要のない日本語が多いからです
「英語の授業なのに日本語?」と疑問になるかと思いますので、順番に解説します
学生の時、英語に苦手意識はありませんでしたか?
中学生になって初めて学ぶ英語は、挨拶から始まり
“Hello!“ ”My name is ~.“ “Nice to meet you!“ “How are you?“
次に簡単な文章を学んでいきます
“I am a student.“ “I play tennis.“
この時点で付いていけなくなる人はほとんどいないと思います
それから授業はどんどん進んでいきます
- 動詞には、be動詞と一般動詞があります
- be動詞は主語が一人称か、二人称か、三人称かによって形が変わります
- 動詞には現在形や過去形があります
- 一般動詞の場合、三人称・単数・現在の時には動詞の最後にsが付きます
- 一般動詞には規則動詞と不規則動詞があり、不規則動詞は過去形の形が不規則に変わります
どうでしょうか
読むのも嫌になると思います
でもこれ最初の方に学ぶ「be動詞と一般動詞」、「現在形と過去形」しか解説していません
そして、実は日本語しか出てきていません
このように、学校教育では英語の授業で日本語がたくさん出てきます
しかも英語の”授業”でしか使わない日本語が多く存在します
“英語の授業”は日本語の授業
英語が苦手になる多くの生徒にとって
英語の”授業”でしか使わない日本語を理解して覚えることは難しいです
英語の授業で出てくる日本語は他にもたくさんあります
不定詞、動名詞、現在完了、過去分詞、関係代名詞、仮定法 など
一度くらいは聞いた事があると思います
例えばその中の不定詞について、実際の授業では
“to+動詞の原形“を不定詞と言い、不定詞には名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法があります
と解説されます
これだけでは何のことかよくわかりません
これを理解するために、さらに内容を噛み砕きます
- 「”to+動詞の原形“という形にする事で、それを名詞や形容詞、副詞として扱える」と覚える
- 動詞の原形、名詞、形容詞、副詞とはどういうものか、日本語のそれぞれの意味を理解する
- 「名詞的用法は”~こと“、形容詞的用法は”~ための“、副詞的用法は”~ために“と訳す事が多い」と覚える
- 「実際には”to sleep“という形にして”寝ること“や”寝るための“、”寝るために“と訳す」と覚える
- 「この文法用語が不定詞だ」と覚える
ここまでやって、はじめて不定詞という文法の使い方がわかります
ちなみにこの解説の中で出てきた英語は”to sleep“だけで、他は全て日本語です
授業ではもちろんこの後に例題を解きますが、ここで解く例題が全て不定詞だということはわかりきっています
表現は悪いですが、そこにはひたすら”to+動詞の原形”を書き、”~こと”、”~ための”、”~ために”と訳すだけで不定詞を理解せずとも正答できる例題が並びます
飛びぬけて頭の良い生徒であればこの日本語の解説を全て理解するか、例題の英語をちゃんとイメージすることで理解できるのかもしれませんが、ほとんどの生徒は初めて聞いた日本語の多さで、解説にすら付いていくことが出来ません
そして「不定詞は”to+動詞の原形“だ」という、実際にはあまり意味のない記憶だけが残ります
英語の”授業”でしか使わない日本語
“実際にはあまり意味のない”と言ったのは、そもそも
“不定詞”などの日本語の意味を問う問題は出てこないからです
『不定詞とはどういうものか説明しなさい』という問題は入試問題でも、英検でも、TOEICでも出題されません
当然、外国人とのコミュニケーションでも出てきません
つまり”不定詞”という日本語も、それを解説する長い日本語も、英語の”授業”でしか使いません
学校のミニテストや定期テストでは出題される可能性があります
真面目な生徒は、学校で先生が時間をかけて解説する「”不定詞”の言葉の意味」を頑張って覚えようとしますが、どれだけ言葉の意味を暗記しても英語が出来るようにはなりません
このように英語の”授業”でしか使わない日本語とその意味にとらわれてしまい、勉強しても成績が上がらない英語が苦手な生徒になっていきます
学校の英語の授業は無駄?
では学校の英語教育が無駄なのかというと、そういうわけではありません
学校の英語教育は、英語が出来る人にとっては理解がしやすいのです
まず英語を初めて学習する生徒にとって学校の英語教育は
- 初めて聞く日本語(不定詞)を覚える
- その解説を日本語で理解して覚える
- 実際に英語でどのように使うかを覚える
というプロセスを踏むことになります
これで実際に英語として使えるようになるには相当な勉強量が必要です
しかし、英語が出来る人にとっては学習のプロセスが全く変わります
- まず不定詞という日本語すら知らずに自然と使っています
- 授業を聞き、例文や自分の記憶から、自然と使っているものが確かに3つに分類されることを認識します
これだけです
そして今まで自然と使っていたものがどのようなものかが、分かりやすく整理されます
覚えることの量に圧倒的な違いがあることがわかると思います
そこには不定詞や、名詞的用法・形容詞的用法・副詞的用法などの言葉にはほとんど意味はありません
これは日常であまり使わないような文法の時でも大体当てはまります
英語が出来る人は、出てくる日本語をあまり気にせず
「こういう事を伝えたい時は、こういう形にするのか」と覚えるだけです
まとめ
学校教育だけで英語を習得するのが難しい理由を解説しました
- 英語の”授業”でしか使わない日本語が多く、理解するのが難しい
- それらの日本語を問う問題は出てこない
- 英語が出来る人は日本語を気にしない
学校教育では覚える必要のない日本語が多いことがわかっていただけたでしょうか
英語を効率よく習得する方法は、英語をイメージした上で、英語に触れる量が大事になります
※その具体的な方法についてはまた別の記事にて解説します